畳を張替える適切な時期を知りましょう

張替え時期をとっくに過ぎた畳、使っていませんか?

畳の張替え時期の目安

フローリングが普及したとはいえ、日本家屋のような一軒家からマンション、アパートなど、日本の一般住宅にはまだまだ畳を好んで使用している人がいます。畳の醸し出す独特の香り、素足をくすぐる心地よい肌触り、何より寝転んだ時のやさしい爽快感。畳に触れたことのある方なら、少なからずノスタルジックな気分になりますよね。のみならず、今や外国でも「tatami」などと呼ばれ、畳の持つ素晴らしい性質は人気があります。
さて、意外にも、というべきでしょうか。畳を使っている人の中には、畳は半永久的に使えると思っているケースもあるようです。 しかし、畳は何年も使用すれば交換や張替えが必要になってきます。そして、その張替え時期にも目安が存在します。「張替えの時期なんて、劣化が目立ってきたらで良いのでは?」と思っていると、後々大変なことに…なるかもしれません。そこで、本コラムでは、畳の張替え時期について詳しく解説していきたいと思います。

何を目安に畳を張替えればいいの?―畳の適切な張替え時期

畳の劣化は、住環境、気候などによっても多少違う

冒頭で述べたように、畳には適切な張替え時期があります。とはいえ、実際に畳を使っているお宅には、その適切な張替え時期をきちんと把握していない人が多いように思います。チェックポイントを以下に示しますので、参考にしてみてください。
まず、い草が衣服に付着するか、畳表に破れなどはあるか、畳表の色が濃い茶色になっていないかなどです。また、畳が湿っぽくてカビ臭い、1年以上は大掃除をしていない、などです。特に匂いについて、これをそのまま放置しておくと、裏返しや表替えだけでは済まず大規模な畳交換作業が必要となり、新畳を入れ替えることになる可能性が生じます。費用も余計にかかりますので、そうならないためにも適切な張替え時期を見極めることが大切です。畳の劣化は、東京に住んでいるか、大阪に住んでいるかといった住環境、気候などによっても多少違うかもしれません。

畳の裏返しだけでも新畳のような美しさになる

上記のような、劣化が特に目立たない場合でも、いつまでも張替えなくていいというわけではなく、やはり適切な張替え時期というものがあります。通常、畳の張替え時期は、4?5年ほどで裏返しを行い、7〜8年で表替えを行うと良いとされています。 畳の裏返しを行ったことがある方はご存知かと思いますが、それを行うだけでも新畳のような美しさを見て取ることができます。 ちなみに、畳を新調する場合、畳縁や畳床、畳表の劣化が目につくようになったら、それが交換のタイミングといえるでしょう。

素材や日々のメンテナンスによっても変わる畳の張替え時期

個人でできる畳のお手入れ、畳干し

「張替えるまでもない、張替える時期でもない、でもここだけ補修したい」という時もありますよね。補修は素材によって頻度が異なります。できるだけ畳の張り替え時期を伸ばしたいのであれば、畳のこまめなメンテナンス、お手入れが必要となってくるでしょう。例えば、熊本が産地として有名ない草で作った畳の場合は、補修には天然畳ならではの手間がかります。
個人でできる畳のお手入れとして、湿気を溜め込まないように畳干しをすると良いと言われています。とても天気が良い日を狙って、布団を干す要領で畳を干します(布団たたきならぬ、畳たたき)。これも畳掃除の一種となりますが、注意したいのが、畳表を干す場合は天日干しではなく陰干しすることです(畳の裏側は天日干しでOK)。畳表の表面を日光に直接当ててしまうと、どうしても日焼けの原因となり、光沢が変化してしまいます。

適切な時期にメンテナンスを行うと畳の寿命を延ばすことが出来る

一方、環境的に外に畳を干すことができない、という人もいるでしょう。そういった場合は、床の板と畳の間に隙間を作り(空き缶や雑誌を挟むなどして)、風通しを良くしてあげると良いでしょう。湿気を逃すことにより、アレルギーの元となるカビなどの退治が出来ます。屋内でできる畳のメンテナンスとして、雑巾や掃除機での掃除も挙げられます。ここで注意したいのは、濡れ雑巾でなく乾いた雑巾を使うこと。畳を濡れた雑巾で拭いてしまうと、畳の光沢が無くなってしまうからです。掃除機をかける時は、1畳あたり40秒から60秒が理想です。
また、気を付けたい点として、できれば絨毯やラグマットなどを畳の上には敷かないことです。特に梅雨のような湿気の多い季節はダニやカビが発生しやすくなります。また、家具はもちろん、ピアノやドラムセットのような楽器などにも注意です。畳の上に直接重いものを置くと、傷んで劣化が早まる可能性があります。
畳の張替え時期は、劣化具合にも影響があります。寿命をまっとうしてから張替えを行うためには長く使いたいですよね。適切な時期にこういったメンテナンスを行うだけでも、畳の寿命を延ばすことができます。

メンテナンス性に優れた「機械抄き和紙」の畳表

通常のい草畳に比べてダニ・カビの発生率が低く、耐久性も抜群な安心して長く使える「機械抄き和紙」の畳表

実は今、い草のような天然素材ではなく、「機械抄き和紙」を畳表に使用した畳も出ています。「天然じゃないなら、安くなる」という訳ではありませんが、通常のい草畳に比べてダニ・カビの発生率が低く、耐久性も抜群。安心して長く使える畳です。
ダイケンの「機械抄き和紙」を使った畳は、柄の種類も豊富でデザイン性も高く、洋室の壁紙やフローリング、インテリアとの調和も取りやすいのが特徴です。畳張替えの頻度も減るので費用対効果も高いといえます。とはいえ、こちらの畳もい草畳と比べるとラクとはいえ、当然ながら日々のメンテナンスは必要です。畳の性質を理解した上で適切なお手入れをしながら、適切なタイミングで畳の張り替えを行うようにしましょう。