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ダイケン畳の歴史と魅力


ダイケン畳の歴史

畳と生きる!大建工業

畳と日本文化

近年、世界各国で日本の伝統的な文化がブームとなっています。中でも、日本の和を象徴する癒しの空間スタイルとして注目を浴びている"tatami"は、足を伸ばしてくつろぐことのできる究極の快適空間と評価されています。その究極の癒しである「畳」と、およそ45年もの間真摯に向き合い続けてきたのが、大建工業という会社です。

大建工業株式会社は、富山県南砺市に本店を置く建材メーカー。1945年、大建産業株式会社林業部のすべての事業を継承して大建木材工業株式会社として発足します。当初は、富山県井波工場で特殊合板を製造していました。1957年に大建ウォールボード工業株式会社を設立し、その後、大建木材工業株式会社と大建ウォールボード工業株式会社が合併。ここで、大建工業株式会社が生まれます。現在では、富山本店・本社大阪東京事務所を中心に、札幌・仙台・名古屋・金沢・広島・高松・福岡、そして上海・シンガポールへとその営業拠点を広げています。

大建工業の経営理念は「人と空間・環境の調和をテーマに顧客本位の経営を行う」。住空間事業・エコ事業・エンジニアリング事業の3つを中心に、暮らしにおける新たな価値を創造することにこだわり続けています。2015年は創業70周年の節目。「消費者目線」を合言葉に、次の10年へ向けて新たな価値を提供し続ける企業を目指しています。

「インシュレーションボード」開発への果敢な挑戦!

畳床の原料

畳が硬くてしっかりしているのは、中に芯材が入っているから。畳の芯材のことを「畳床」と言い、もともとは床材に稲藁が使われ「藁床」とも呼ばれていました。ところが近年、良質の国産藁が少なくなったといったという理由、稲刈りの時に稲藁が細かく刻まれてしまうという理由から、藁床をつくるのが難しくなってしまいました。

大建工業は1957年から、日本の建築業界初の新建材"木質繊維板(インシュレーションボード)の生産・販売という一大事業に乗り出します。この製品の注目すべき点は、環境へ配慮した建材だということです。通常の合板には良質な原木が必要ですが、インシュレーションボードは廃材等のウッドチップを活用します。このことは、木材調達に大きく関与する企業が取り組むべき「森林の破壊的な伐採防止」(ECO問題)において、大きく貢献していると言えるでしょう。現在は「ダイケンたたみボード」という製品名で、日本中の畳業界でその名が知られています。

畳の可能性を広げた「和紙畳」

和紙畳

イ草の茎などと麻糸で織られた、畳の表につけるためのゴザのことを「畳表」と言います。古くから畳表には、一般的に天然材料であるイ草が使われており、畳店はい草の独特な香り(におい)で包まれます。熊本県八代地方が主要産地のイ草ですが、近年では全国的にイ草農家が減少し、中国などから輸入されている値段の安いものが使われる傾向にあります。また、年月が経つにつれ、色あせやささくれが目立ち、アレルギーの原因でもあるカビやダニが発生し、健康に悪影響を及ぼすこともあります。そのため快適に過ごそうとすれば、裏返しや表替えを3年・7年と時期をみて行う必要があります。

当社は「国産イグサの供給量の減少」「畳張替え料金(費用)の負担」といった問題の解決、「日本の畳文化の継承」を使命とし、い草に近い吸放湿性をもつ畳素材の工業的再現を目指しました。その結果、畳表の原料として"機械すき和紙"を採用した「ダイケン健やかおもて」の開発に成功。
機械すき和紙は、安定した質と生産性を保つことができる上、樹脂コーティンされているので、イグサと比較して耐摩耗性・防水性・耐汚染性などの性能が高くなっています。1996年に販売が開始されたダイケン畳「健やかくん」は、手入れや取り扱い方法が簡単で、従来の畳より使用用途の幅が広がったという理由で、大人気の商品シリーズになっていきます。

ダイケン畳「健やかくん」は、仕上がった機械すき和紙をこより状に撚り、樹脂でコーティングを施し編み込むことでできあがります。カラー和紙を使用すると、若草色をはじめ亜麻色・黄金色・黄金白・銀白・胡桃色・栗色・灰桜色・乳白色・墨染色など、幅広い種類のカラー畳を生み出すことが可能です。
詳細なラインナップやバリエーションの一覧をご覧になりたい方は、インターネットでダイケン畳のショッピングサイト「たたみ生活通販部」を検索してみてください。このページでは、清流シリーズをはじめとしたダイケン畳の情報は勿論のこと、日本全国の協力畳店に関連する情報も得ることができます。また、和紙畳の無料サンプルの請求、お客様からのお問い合わせも受け付けております。

新しい快適空間を提案し続ける「ダイケン畳」

新しい快適空間を提案し続けるダイケン畳

2014年大建工業は新たなモダン空間の提供として、インテリア畳「ZIPANGここち和座」の発売を開始しました。高級感が溢れるオシャレな縁なし畳で、置き畳と同様の感覚で使用することができます。最大の特徴は、その厚さと価格。一般的な畳の厚みは55mmとされていますが、「ZIPANGここち和座」はフローリングと同じ12mm。そのため、フローリングからのリフォームも容易となります。また縁なし畳は、製法に職人の手作業が必要であり高価でしたが、工場での加工を実現したためリーズナブルな価格設定で提供できるようになりました。

ダイケンの琉球風畳もその人気を維持しています。住宅やマンションで、和室ではないリビングやダイニングといった洋室の一角(コ—ナー)に新調のユニット畳を取り入れると、フローリングと組み合わせてインテリアコーディネートを楽しむことができます。

畳張替えは、古くなった場合に行うというイメージがありますが、季節の変わり目や気分転換など、模様替え感覚でお気に入りのカラー畳に変更するのもおすすめです。色やデザインのチョイス次第で、お部屋の雰囲気はガラリと変わります。ダイケン畳の張替えは、大がかりなリフォーム作業と比べ、手軽に住まいの変化を楽しむことができるのです。
ダイケン畳のHP「たたみ生活.com」では、畳のカラーコーディネートをお客様自身でシミュレーションすることが可能。画像でイメージを確認することができるため、大変好評なサービスとなっています。またダイケンのショールームでは、実際にスタッフの説明を聞きながら品を見て回ることもできます。

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