先人の知恵!
夏の畳がもっと涼しくなる日本の伝統工芸品とは?
こんにちは!マリコです(^^)
ゴールデンウィークもそろそろ終盤ですが、
みなさんはいかがお過ごしですか?
こどもの日も過ぎ、暑くなってきましたね〜^^;
我が家は昨日ようやく、居間のこたつを片づけました!
(……遅い(*_*)!?)
居間の床はフローリングの上にラグを敷いているけど、
これだけ気温が上がってくると、なんだか足元がチクチクします……
夏はやはり、畳のようにサラッとした肌触りのものがいいですね。
サラサラで、爽やかな若草の香りがする畳。
暑い夏のお部屋の中でも涼感があり、
快適に過ごすことができます。
とは言え、日本の夏はとても高温多湿で、
ジトッとした蒸し暑さを感じるもの。
昔は扇風機やエアコンがありませんでしたから、
夏の畳の上で涼を取るための
伝統工芸品も生みだされたのです
それは「油団(ゆとん)」というもの。
和紙を十数枚も貼りあわせ、
その上にエゴマという植物から絞り出した油を塗り重ね、
よく乾燥させて出来上がるものです。
その表面はとてもつややかに光り、
部屋の中の柱の影が映り込むほど。
この「油団」を真夏に畳の上に敷き詰めて使うのですが、
とても肌触りが良く、
冷房器具が無くても涼を取れる、
昔の人の知恵が生きた「エコ」な方法です。
昔の日本家屋の客間では「最高のもてなし」
「最高の贅沢」とされていました。
現代では夏の畳の上に「油団」を敷いている光景は
あまり見られなくなりましたが、
「油団」を今でも生産しているところもあります。
ただ、値段がとても高く、8畳用で80万円もするそう。
日本の夏、畳といえば、かつてはこんな風物詩もあったんですよ。