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お寺で発見!畳のトリビア

2014年11月4日

 少しずつ、冬の足音を感じる季節になってきました。街へショッピングに行けば、店頭にフリースジャケットやセーター、ダウンジャケットやコートが並んでいる頃。ファッションの冬じたくも気になる時期ですね。

ファッションといえば、11月1日に奈良市では、「お坊さんのファッションショー」という、ちょっと変わったイベントが開催されました。これは、来年に開創1200年を迎える高野山のPRイベントの一環として行われたもの。全国のお坊さんの中から選ばれたイケメン僧侶たちが、高僧の衣装や修行の際の衣装を身にまとい、ショーを見に詰めかけた多くの観客たちを魅了したそうです。

 お坊さんといえばお寺ですが、お寺のお堂は大抵、畳の間になっていますよね。お堂の中は、一般家庭よりずっと広い畳の間。いったい、何畳ぐらいあるか考えたことはありますか?

お堂

 お堂は、御本尊が置かれているところと、仏事の際に僧侶や参列者が座る場所とを合わせると4つの間に分かれていることが多いと思います。御本尊の左から8帖・10帖・8帖の間に分かれていて、手前の広間は24帖の構成になっていることが多いんですよ。

 また、お寺の畳は、縁に紋が入っている場合が多いことにお気づきでしょうか。これは、縁に紋を入れることで格式を示すためです。紋は、お寺や宗派によってさまざまに異なります。

 子どもの頃、「畳の縁を踏んではいけない」と教えられたことのある人もいると思いますが、このように言われるのは「畳の縁の紋=格式」ということと結びついているのです。お寺へ訪れる機会に、改めて畳をよくご覧になってみてはいかがでしょうか。

 ちなみにDAIKENの畳は、縁も畳表も13色からカラーコーディネートして選んでいただくことができます。色を変えれば、部屋が広く見えたり、明るくなったりする効果もありますよ。