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外国人の視点で発見、日本のモノの魅力

2014年12月5日

 12月2日、日本経済新聞社が「2014年 日経MJヒット商品番付」を発表しました。これは、その年のヒット商品や、日本国内でのモノの動きに関するキーワードを発表する番付です。今年は、「インバウンド消費」という言葉がが「横綱」、つまりトップに選出されました。あまり、普段の生活で聞き慣れない言葉のような気もしますが、なぜトップにランクインしたのでしょうか。

 最近、ニュース番組などで、日本にやってきた外国人観光客が、たくさん買い物をしていく様子をよく見るようになったと思いませんか?これこそが「インバウンド消費」です。円安の影響もあり、今年日本に訪れた外国人の数は、過去最高になったそうです。その人たちが、日本国内でたくさんのお買い物をしていくことは、今や日本の景気を支える重要な要素になりつつあるのです。

インバウンド消費

 では、外国人観光客は、主にどんな日本製品を買っていくのでしょう。その答えは、包丁、お弁当箱、爪切り、筆ペン、折り畳み傘、炊飯器、ウォシュレットなどなど……。どの品も、私たちの暮らしにとても身近なものですが、外国人にとっては「とても目新しく、便利で面白い商品」として捉えられているようです。たとえば、日本のお弁当箱は、色、形、大きさともにさまざまで、とてもバリエーションが豊富。爪切りは、外国で使われるニッパーのような道具と比べてとても切りやすく、切った爪が飛び散らない工夫もされています。折り畳み傘のようにコンパクトに持ち歩けるタイプは、海外にはあまりないそうです。当たり前のように毎日使っている品々ですが、「外国にはない、日本ならではの良さ」を持っていることが人気の秘密。外国人の視点から、身近な品々の長所を改めて見直してみると、また面白いかもしれませんね。

畳

 「畳」もまた、他の国にはない、日本固有のもの。その歴史は、奈良時代にまで遡ります。日本の気候・風土に合い、程よい弾力性と心地よさを持つ畳。日々、寝起きする場所、食事をする場所、人と語らい、もてなす場所、あるいは、学びの場など、あらゆるシーンで日本人の暮らしとともにありました。そして時代とともに、畳はさらに快適なものへと改良されていっています。DAIKENの畳は、イ草素材ではなく「機械すき和紙畳 」。イ草よりも防カビ・防ダニ性に優れ、表面に樹脂コーティングがされているので水や汚れに強く、耐久性にも優れているという特長を持っています。現代の暮らしに即した、新素材の畳に、ぜひご注目ください。