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みんな違ってみんないい。

2014年11月20日

先日のコラムで、南部鉄器について触れ、畳の上で和のティータイムなんていかがでしょうか、と
ご紹介させていただきました。素敵な茶器と、さらには綺麗な和菓子もあれば最高ですね!なんて
書かせていただいていたら…ほどなくして、興味深い記事を発見!
和菓子で有名な「とらや」が、赤坂にある虎屋ギャラリーにて【甘い対決「和菓子の東西」展】という
イベントを開催しているそうです。

例として筆頭に挙がっているのが桜餅。
現在、東京(関東)では小麦粉生地で、京阪(関西)ではもち米を使った道明寺生地で作られるのが一般的とか。
他にも月見団子の形が違ったり(関東では丸く、京阪では小芋形)
ぜんざいの違い(関東ではお餅や蒸した栗に汁気のない餡をかけたもの、関西では小豆の粒が入った汁粉をさす)
…などなど、言われてみれば!の和菓子知識あれこれが、錦絵や版本、動画などと共に楽しめるそうです。
そう言えばお餅の形も、関東では四角、関西では丸と、分かりやすく違っていますよね。

和菓子

東西で違うと言えば、畳の大きさもよく聞かれるのではないかと思います。
「江戸間」と呼ばれる関東サイズと「京間」と呼ばれる関西サイズ…ざっくり言うと、たとえば6帖の部屋なら
江戸間の方が京間より一回り小さく、1帖ほど狭いのですが、それは「柱」を中心に、柱の内側に
畳を敷いていくタイプの江戸間と、「畳」の大きさに合わせて部屋の構成を立てて行く京間との違いで生まれた差だとか。
こちらでも詳しくご紹介しています。

畳のサイズ

地方色豊かな畳としては、正方形の半畳サイズ、縁のない琉球畳も有名ですね。
DAIKENでは、琉球「風」畳として販売させていただいております。
フローリングに置くだけで、心地よい和の空間が楽しめる、と…おかげ様でご好評です。

しかし、形や素材の違いこそあれ、和菓子が目に美しく、何より美味しくいただけることに変わりはないし
大きさが多少異なっても、畳・和室が日本人にとって落ち着ける空間である、ということにも
変わりはありませんよね。
素敵な文化のある日本に生まれてよかったと、改めて感じる今日この頃です。