カビが発生しやすい畳、発生しにくい畳の違いは?

2015年3月10日

 畳のカビ発生について悩ましく感じている人は、結構多いのではないでしょうか。「いつも布団を敷いて寝ている場所にカビが発生した」「加湿器を置いている場所にカビが発生した」「大掃除をしようと思って家具を移動させたら、カビが発生しているのを発見した」などなど……。畳にカビが発生しやすいのは、どうしてなのでしょうか?今回は、そのメカニズムについて解説します。

 一般的に畳の表側には、「イ草」が貼ってあります。イ草は植物ですから、ある程度の水分は保持できるのですが、含水率が15%を超えるとカビが発生します。例えば、お掃除の際に雑巾で水拭きをした後。水分がイ草に過剰に浸透してしまえば、カビ発生につながります。また、梅雨など雨の多い季節。空気中の水分量が多くなり、それをイ草が吸収することでカビの原因になります。本来、イ草とはそれ自体が湿気を吸収・放出して部屋の空気中の湿度を調整してくれる働きを持っているのですが、現代の家屋は壁、天井など、部屋の中で天然素材を使用している部分が少なくなっており、気密性も高い傾向にあります。そのような環境に畳を置いても、昔ながらの日本家屋のように、畳や木材が自由自在に呼吸をできる環境とは異なっているため、どうしてもカビが発生しやすくなっていると言えるのです。

 一方「カビが発生しにくい畳」もあることをご存じでしょうか?それは、DAIKENがお届けしている「機械すき和紙畳」。これはイ草ではなく、国産の和紙を機械ですいた素材を、畳表に使用しています。イ草の風合いを再現しつつ、表面には樹脂コーティングを施し、高い撥水性・防汚性を持っているため、高温・多湿の過酷な条件下でもカビの生えにくい空間を実現します。カビを餌とするダニ・チャタテムシなど害虫がつく心配も抑えることができますので、赤ちゃんや小さなお子さま、お年寄りのいらっしゃるご家庭でも安心してお使いいただけますよ。